SRSのiWOW 3Dが発売となったので取り寄せた。
Mac OSXで動く体験版のiWOWは使ったことがある。それほど良いとは思わなかったので、体験のままで終った。だから、iWOW 3Dにも期待しなかった。そして、予想した通りだった。
機能は唱っている通りなのだが・・・。
iWOW 3Dの機能は
1.低音をナチュラルに強化する。
2.ソースに埋もれている細部まで忠実に再現する。
3.サラウンド感を増す。
というところ。確かに、全くの嘘は無い。
詳細に移る前に明白な欠点を指摘しておく。
A.ジャックがステレオミニなので、ボリュームコントロール付きヘッドセットを接続しても、マイクが使え無いどころか、音量すら変えられない。
B.iPadの「iPod」、iPodの「ミュージック」といった再生アプリケーションを起動/終了させると一瞬ノイズが出る。立ち上げるときも同様。iWOW 3Dを使わないときにもでるのだが、iWOW 3Dを使うと、音が大きく、耳障りだ。
iWOW 3DにはiPhone、iPod Touch、iPad用の無料のアプリケーションがある。このアプリケーションで制御できるのは
I.音の制御
-サラウンド
-高音(トレンブル)ブースト
-低音(バス)ブースト
(初期状態では全部オン)
II.出力先
-ヘッドホン
-スピーカー
-自動車
iWOW 3Dはヘッドホンも曲も選ぶ。
iWOW 3Dは高音と低音を強調するので、乾いた音になる。だから、iWOW 3Dを切ると、音に湿り気がでる。従って、概して、切ると、音がこもって聞こえる。
ところがクリアな音がするヘッドホンだと、逆に、iWOWをオンにするとこもって聞こえる。
低音ブーストをオンにすると確かに低音は強く聞こえる。が、映画「博士の愛した数式」のサントラの「永遠と真実テーマ」をドンシャリと言われるヘッドホンで聞くと、普段ならしんみりするのに、踊りたくなってしまった。
確かに、ソースに埋もれている細部まで忠実に再現する。だが、ショパンのピアノ協奏曲第2番を聞いたら、ピアノのハンマーが弦を打つ打撃音(ピアノの音ではなく、物が物にぶつかったときの鈍い音)なのかペダルの音なのか定かでは無いが、耳障となるレベルで聞こえた。少なくとも私にとっては、これは興を削ぐ。
曲によっては音が濁る。特に精細な音を出すヘッドホンの場合は。これは、クロスフェードを使っているためだろう。
音楽のサラウンド感は増す。恐らく、クロスフェードを使って効果を出しているのだと思う。が、クロスフェードのため、楽器の位置がぼやける。特に精細な音を出すヘッドホンの場合は。
映画のサラウンド感はというと、私にはそれほどの違いがあるとは思えなかった。
オーケストラ曲だと、逆に、音場が狭まるケースもあった。これもクロスフェードの影響だと思う。
iWOW 3Dはドックポートから音を取る。これは、一般には、良い音で聞く方法だ。だが、iWOW 3Dの全ての効果をoffにしてiWOW 3Dのスィッチを切ってみたのだが、音質に変わりはないと、私は、感じた。はいはい、私の耳は糞耳です。
変化が無いと感じた理由の一つはiWOW 3Dの大きさにあると思う。iWOW 3Dはコンパクトなのだが、iPod Touch 4Gに挿すと、ヘットホンジャックを塞ぐ。このため、ヘッドホンの挿し換えに手間がとられ、印象が薄れたのだろう。
iWOW 3Dを挿し、AirPortのアイコンをタップすると、iPodの表示がDockコネクターになっている。
ただ、挿しても、挿されたことを認識せず、内蔵スピーカーから音が出続けることも何度もあった。iPod Touchにカバーを着せている人は多いと思う。カバーは接続の邪魔になる。
iWOW 3Dに向くヘッドホンとは?
iWOW 3Dには着せ替えパネル(といっても親指の爪二つほどの大きさ)4枚とインナーイヤータイプのヘッドホンが付くセット品がある。これと、付属品無しの価格差は20ドル(約1,700円)だ。セットに含まれるヘッドホンはiWOW 3Dと適合性が考慮されていると思う。恐らく、定価で2,000円程度のヘッドホンなら、iWOWには良いのだろう。
買ったばかりのiWOW 3Dを落してしまった。が、惜しいとは感じない。
代わりを買うなら、値段は倍になるが、オーデオテクニカのiPod用ヘッドホンアンプだ。


by dangun
【Xperia】コナメントがついた…