またまた、パンダマン様から本稿にトラックバックをいただいた。
私の下に次のように書いている。『チベット支援者はこんなプラカードを掲げた。「チベットのパンダを盗んで、日本の子供をだますな」』。
上野動物園のパンダは四川省出身だし、イギリスにも四川省の出身のパンダがいる。チベット族が主たる地からパンダが移動させられているので、「チベットのパンダを盗んで、日本の子供をだますな」と言う主張は理がある。
多くの子供が死ぬ事故があれば、親は「私の子供を返して」と泣く。「私の子供」という言葉を以て、泣いている親は「死んだ子供は全て自分の子」と主張していると解する人はいない思う。
パンダマン様の主張を読むと次の一節がある。
>パンダがチベット固有の動物だと強弁するなら、
>なぜ、いわゆる「大チベット」にすら含まれてない陝西省に340頭もパンダがいるんですか?
>大チベット主張自体が相当に過激なチベットの右寄り思想ですが、その地図にすら陝西省はかすりもしてません。
パンダマン様の主張に明瞭でない点があるので指摘する。
まず、「大チベット主張自体が相当に過激なチベットの右寄り思想です」という点。現在の支那、かってのソ連、今はおとなしくしている北朝鮮をみると、大xx思想は、むしろ、左寄り思想だと思うのだが(笑)。
第二点目、実際は違うのが、仮に葛が日本固有種だとしよう。現代アメリカでは日本から移植した葛がはびこって問題となっている。これをもって葛は日本の固有種ではないと言えるのか?
漢族は支那大陸固有種だった。が、現代ではチベット初め世界各地を埋め尽くそうとしている。漢族は支那大陸固有種ではなくなったと言えるのだろうか? 少なくとも、漢族は支那大陸原産とは言える。
パンダマン様は陝西省のパンダが元々陝西省にいたことを証明していない。ちなみに新聞を読めば「簒奪」は漢族が得意とするところと知れる。
さて、チンパンジーについて考えてみよう。チンパンジーには亜種が4種あり、地理的隔離されていた。外見では簡単に亜種を区別できなくて、動物園で混交してしまい問題となっている。陝西省のパンダは四川省まで出かけて繁殖してはいないと思う。もしかしたら、亜種と呼べるくらいに分離しているかもしれない。
パンダマン様はこんなことを書いている。
>あと、どうでもいいですが、ペマ・ギャルポ教授はそもそも「パンダとカモシカは
チベットの動物」と言ってたはずですよ。
>「ニホンカモシカ」の立場は???
>それとも、ギャルポ教授は日本列島も大チベットの内でカモシカは日本人が簒奪したとでも言いたいのでしょうか?
「と言ってた
はずですよ」って・・・。ならば、「パンダマン様は『
竹島は
韓国領土、沖縄は支那領土』と言ってたはずですよ。パンダマン様は売国奴だ」と言っても良いことになりますな。
ところで、カモシカとチベットは同等だとは現支那政府ですら認めているのだ。
今年はロンドンでオリンピックがある。パンダマン様はお忘れかもしれないが、4年前は北京でオリンピックがあった。北京オリンピックのマスコットの中にはカモシカが
チベットのアクセサリーをつけていた。厳密には
チベットカモシカだけどね。
Wikipediaのニホンカモシカを見てみると「単にカモシカとも呼ばれる」とある。ギャルボ教授も日頃
チベットカモシカとは言わずに単にカモシカと言っているのだろう。
さらに追い打ちをかけよう。
ニホンカモシカは「哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科カモシカ属に分類される偶蹄類」(同ニホンカモシカ)。
チルー属はサイガ族に属す。カモシカ属はシヤモア族に属す。
同じカモシカと名前が付いていても族レベルで違うのだ。だから、「カモシカは日本人が簒奪した」とは言えないのだ(笑)。
(2010/08/26 23:34)
パンダマン様の「凶悪犯罪増加の誤解を解くページ」のエントリー『「パンダはチベットのものであり中国が簒奪した」という主張は事実でなかったようです。』からトラックバックを戴きました。
同エントリーのご主張は、
1.領土問題はチベットサイドの説が必ずしも正しいわけではない。
2.四川省は三国志の昔からチベット族と漢族が混在した地域だった。
だから、
3.かろうじて「パンダはチベットの動物でもある」という主張くらいはありかもしれません。
太古のパンダの生息域は、パンダマン様が仰るには、黄河以南、長安まで広がっていたそうです。「四川省でパンダが生延びられたのは、何でも喰い尽くす漢族の支配下ではなく、チベット族の支配下にいたからだ」というのは冗談ですが、Wikipedia「ジャイアントパンダ」の記述に
>>中国では40か所のパンダ保護区を設けてジャイアントパンダを保護しており、最大のものは四川省北部の阿坝州(阿堰州、アーベイ州。アバ・チベット族チャン族自治州)にある臥龍自然保護区(en. 約2,000km²)である。
とあります。
ソ連の例を見ると、アバ・チベット族チャン族自治州に昔からチベット族が住んでいたとは限りませんが、現在では、同自治州の民族構成比は、チベット族が52.3%、チャン族が17.7%、回族が3.2%、漢族が26.6%(Wikipedia「アバ・チベット族チャン族自治州」)とチベット族が過半数を超えています。ウィグルやチベットの例で分かる通り、漢族は少数民族の居住地にどんどん進出しています。おそらく、暫く前までは漢族の構成比もっと低かったでしょう。ですから、「チベットのパンダ」という主張はそれなりの根拠を持つと考えます。
(2008/05/07 10:49)
パンダしか話題が無い訪日。
パンダ分の歓待をすれば良いということだ。
チベット支援者はこんなプラカードを掲げた。「チベットのパンダを盗んで、日本の子供をだますな」
チベット人が住む地域(西蔵、青海、四川省、甘粛省、雲南省など)とジャイアントパンダの分布範囲(四川省、陝西省、甘粛省など)は確かに重なる。プラカードの内容は正しい。
チベット弾圧の象徴ともいえるパンダが日中親善のシンボルになる、皮肉なことだ。
by dangun
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