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root化したくて 白ロムを買っちゃった

2012/02/14 13:02

 

 root化の記事を読んでいると楽しそうだ。やってみたくなる。

 私のF-05Dはroot化できるが、情報が無いためか、OSの改変ソフトは無い。それに、6万円以上ももした端末を文鎮にしてしまう危険は(まだ)冒せない。なので、安い白ロムを探した。いろいろ見た中で、やはり、OS改変ならグローバルモデルだろうとXperiaを買うことにした。Android 4 Ice Cream Sandwichに対応すると表明されていることも選定理由の一つ。

 

 どうせ、root化すれば保証が無くなるのだから、中古の安い奴でいいかなとも思ったのだが、F-05Dをいじって動かなくしてしまったときの代替機の役割もある。なので、中古美品を探した。

 

 実店舗を見たのだが、通販の方が安かったので更に安いものを求めてネットを探す。

 

 某巨大ネット書籍販売サイトに出品されている中で安いのを見つけたのだが、メーカーが日本サムスンになっている。型番のSO-とSC-を間違えたのかもしれないが、ちょっと信用が置けない。

 価格優先なので色は人気の無い色になった。

 

 結局、■ロム(仮名)というところから買うことにした。価格は送料と手数料が追加となり、付値より随分高い印象だ。

 

 ネットの情報にどの程度信頼性があるか分からないが、■ロムの評判は悪い。曰く、

・転売屋だ、(まあ、中古屋って転売屋だけど)

・オークションで仕入れて売っている、

・発送者の住所が■ロムの住所と違う、オークションで仕入れたものを出品者に直送させているのではないか、そうすれば、輸送代が浮く、

・在庫ありになっているが、仕入れが旨く行かないと、発送に時間がかかったり、随分日にちがたってから、キャンセルされる、(オークションの出品者の発送が遅れたことが原因かもしれない)

等々

 

 幸い、仕入れが旨く行ったのか、在庫があったのか、注文した翌日の土曜に着いた。生活傷があると書かれていたが、まあまあの美品。当然、今のところ、ロックはかかっていない。以前ドコモに問い合わせたところ、端末代金未払いで端末にロックをかけることはということだった。後は元のユーザーがいたずらでロックしないことを祈るのみ。

 

 悪評の中に、■ロムがデータを消すはずなのに、あられもない写真とメールが残っていたというものあった。オークション出品者に直送させれば、そういうこともあるだろう。もし、そんなのが来たら嫌だなと思う反面、ちょっと期待したのだが、外観同様、綺麗なものだった。

 

 F-05Dとは感じがやはり、違う。電話ならこのサイズだと感じた。

 

 外観は綺麗なままに、内部はいろい汚していこう。まだ、加虐だが、もとい、可逆だがrootはとった。

 

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【書評】この人、軍人なのに『プリンツ・オイゲン・フォン・サヴォア』

2012/02/14 10:28

 

 
要約:ドイツ第三帝国の重巡の名前にもなったプリンツ オイゲンの伝記。軍関係は情報少なし。
 
 訳者(瀬原義生)がプリンツ オイゲンの名を知ったのは、1942年5月戦艦ビスマルクが撃沈されたときの護衛の一隻としてだった。そのとおり、訳者は1927年生まれ。
 同様に、私がプリンツ オイゲンの名を知ったのはアドミラル ヒッパー級重巡の一隻としてだった。なので、(まあ、世の中には、彼をベルヴェデーレ宮殿を造営した人と認識している人いると思うが)私はプリンツ オイゲンは戦功をたてた軍人として認識している。なのに、本書には地図が無い!! いや、厳密にはp49のゼンタの戦いの図版、p106のブリントハイムの戦い略図、p336からp340までの5葉があるのだが、戦闘や戦役の図ではないのだ。配置された部隊名が記載されていない。ブリントハイムの戦い略図にのは指揮官名もしくは出身国家名が記載され、神聖ローマ帝国軍の動線はあるのだが、フランス-バイエルン軍の動線はない。また、歩兵と騎兵の区別もつかない。
 図版も肖像画はあるのだが、兵器については分からない。
 戦術の変遷、それに伴う部隊編成の変遷も記述されていない。
 戦いによっては海軍も重要な働きをしているのだが、記述は不足し過ぎ。p254に彼の宮殿の「軍船の撃沈場面を描いた」壁掛けが優れていると評価されているのに。
 
 要するに、書かれているのは、宮中ゴシップだけなのだ。
 
 ということで、本書は軍人プリンツ オイゲンを描くには十分なものでは無い。
 確かに、取り巻きによる政治という側面はあるのだが、本書は戦争の原因を個人の思惑としてしかとらえていない。
 
 原著は1977年。不十分な本だが、まとまったプリンツ オイゲンの記述はこれしかない。
 
 p149には郵送されてきた「一片の脂じみた汚い紙片」が悪臭を発し、気分が悪くなり、犬の首輪に結びつけたら犬は死んだそうだが、当時、そんな毒薬が発見されていたか? こんなうわさ話が本書には満載されている。
 
『プリンツ・オイゲン・フォン・サヴォア 興隆期ハプスブルグ帝国を支えた男』(デレック マッケイ 文理閣 2011)
 
[トリビアなど]
・プリンツ
 王子の意味ではなく、貴族の称号を持っていない貴族の子(多くの場合庶子)につける称号。
・プリンツ オイゲンのころの神聖ローマ帝国の戦費は英蘭からの援助に頼っていた。
・p267 「秘義なきキリスト教」のジョン トーランドとも交際があった。
 
[ミスなど]
p107 攻撃に参加した軍馬は、攻撃の度毎に、小隊単位で一斉射撃をする歩兵によって、防御され休められた。(「休められた」?)
p132 ロシアの提案は「キメラ的[妄想的]考え方」であったからである。(注があり、キメラを「ギリシア神話に出てくる、頭はライオン、身体は山羊、蛇の尾をし、口から火を吐く女性。怪物」とある。「キメラ的考え方」はごたまぜで統一感が無い提案ととらえるべきだろう。また、キメラを女性としているが、誤り)
p135 フランス船の大部分は、湾口を閉鎖するため、自沈していたのではあるが、これらの船は二度と出航しなかったので、(自沈した船を出航させられる?)
p162 「屠殺者(マールバラ)の請求書」(「屠殺者の請求書」とは死者リストをいう。「屠殺者」に「マールバラ」と注をつけるのは不適。訳し方に工夫が必要。)
p177 ヨナサン・スウィフト(ドイツ系の名前が多く、筆が誤ったか! もちろん「ガリバー旅行記の」ジョナサン スウィフト)
p208 しかし、彼は、特殊オーストリアの利益を犠牲にしてまで、(「特殊オーストリア」とは何だ?)
 
 

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【書評】子供向き『リヴァイアサン』

2012/02/13 12:03

 

 早川の新SF・シリーズの第一冊目が本書『リヴァイアサン』(スコット ウェスターフェルド 早川書房 2011)。

 

 面白い。

 

 訳者後書きに「独創的なセンス・オブ・ワンダーの世界」とあるが、それは嘘、とは感じたが、面白い。訳者がいう通り、スピード感はあるし。

 ただ、主人公が16歳程度なので、ジュヴナイル。子供らしい馬鹿げた振る舞いをする。これが、興を殺ぐ。

 また、ストーリー展開が強引。別の物語もあり得ると感じてしまう。

 

 時代が1914年のスティーム パンク。1914年にしては科学と技術が進みすぎていて妙な感じだ。二足歩行の57mm砲まで装備する戦闘機械を作り出しているのだから。そして、8本脚の陸上軍艦まで。

 更に悪いことに本書はイラストが満載。絵のタッチが好みではないことは別として、陸上軍艦や二足歩行戦闘機械のイラストが現代的すぎる。例えば煙突が横に斜めにつけられているが、1914年の煙突は垂直か後方に傾いているべきだ。横に傾いている煙突は日本の空母飛鷹級、大鳳級、信濃級で採用された。煙突が気流を乱し、航空機の発着艦に支障がでるからだ。陸上軍艦に飛行甲板は無い。

 また、砲塔が半球状なのがおかしい。

 

 もっというのなら、陸上軍艦の必要性はどこにあるのか? また、地面は平ではない。そういうところを8本脚で歩むとき、工夫しなけばならない点は何なのか? これらが書き込まれていないので、面白みが減じている。

 

 本文だけだと訳文は良い。

 が、脚注は、どうやら、訳者がつけたもののようだが、これがだめ。訳者は自分が知らないことは他人も知らないと思い込むミスをおかしている。

 

 その前に、本文で気がついた点を。

 p388に海軍相という言葉が出てくる。原文は"The First Lord of Admiralty"。ホーンブロワーの時代なら第一海軍卿と訳されるべきだが、時代は1914年。海軍相で良い。p395に海軍相としてのチャーチルを「チャーチル卿」、p397では「ウィンストン卿」と書いている。チャーチルはマールバラ家の出だが爵位は継がなかった。なので、本来「卿」はつかない(Sirは貰った)。ただ、第一海軍卿なので、卿が付けられたのだろう。だが、p388で第一海軍卿とせず海軍相としているので、「チャーチル大臣」と訳すべき。

 

 さて、問題の脚注。

脚注4. S.M.S.をSeine Majestaet schiff(皇帝陛下の艦( aeは本書ではaのウムラウト))。正しくはSeiner

 

脚注8. HMSをHis Majesty's Serviceとしているが、正しくはShip。

 むかーしの英国には幾つも海軍があった。つまり、各貴族などが海軍を保有していた。ただ、生き残った海軍は王室のものだった。だから、Rotal Navyと呼ばれる。これをServiceと呼ぶこともある。これと混同したのであろう。1914年の国王はジョージ5世。なので、Hisで良い。

 

脚注5. S.M.S.ベオウルフの説明ひどい。「英国最古の英雄叙事詩にその名を謳われた勇士」。

何が悲しゅうて、ドイツ艦に英国叙事詩の英雄の名前を付けなあかんのや?

原作者のミスでWewolfとBeowulfを取り違えたのかなあ?

 

脚注11. バラスト水の説明が笑える。「船や飛行船の安定性を確保する重しとして、バラストタンクに積載される水」。本文で、「バラスト水」ではなく「バラスト用の水」と書けば良いだけのことではないか!

 

脚注12. シティ オブ ロンドンの説明は「大ロンドン(Greater London)の東部に位置する」となっている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/シティ・オブ・ロンドン

を見ると東部にあるとは見えない。

 

六分儀、掌帆長、メデューサ、クラーケン(本文の脚注番号は17と誤植されている(正しくは10)。)、カービン銃、徹甲弾、ツァイスの双眼鏡、エコシステム、儀仗兵にまで脚注がついている。なのにプリンス(プリンツ)の説明が無い。呆れたものだ。(プリンツとは公爵などの貴族が奥様以外とイケナイことをして産まれた子供に付けられる尊称。子供は爵位を継げないので公爵などとは呼べない。だから、プリンツと呼ぶ。『プリンツ・オイゲン・フォン・サヴォア 興隆期ハプスブルグ帝国を支えた男』(デレック マッケイ 文理閣 2011)参照。p351に庶子の称号としてプリンス(プリンス)を使うアレックと、王子の意味でプリンスを使うデリンの噛み合ない会話がある。)

 

ただ、脚注28のクローネは勉強になったことを書いておく。

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【F-05D】富士通ソースはbuildできるか(3)

2012/02/12 15:15

 

 (承前)

 

6. 気になるエラーメッセージ

 公開されているソフトmakeするとwarningがたくさん出ることはよくある。まあ、動けばOKということで、気にしないのだが・・・。F-05Dでも、

 

frameworks/base/media/libstagefright/codecs/common/Config.mk:10: Extraneous text after `ifeq' directive

 

なんていうのが出ている。viで見てみると

 

ifeq ($(TARGET_ARCH),arm)^M

 

お尻に"^M"が付いている。これは、Windowsで作ったファイルをUnix系に移すと発生する事象。Windowsの改行はCR+LFだが、UnixではLFのみ。

 "^M"を削除してmakeをし直した。

 

7. OMAP_ENHANCEMENTが未定義

 すると次のメッセージが出た。

 

frameworks/base/media/java/android/media/AudioService.java:429: cannot find symbol

symbol  : variable OMAP_ENHANCEMENT

location: class android.os.SystemProperties

        if (SystemProperties.OMAP_ENHANCEMENT) {

 

 前回?aも未定義シンボルACONFIGURATION_NAVIGATION_MOUSEがでた。そのときは下記のようにWHEELが0x0004と定義されているので、当たりをつけて修正した。

    ACONFIGURATION_NAVIGATION_WHEEL  = 0x0004,

/* DANGUN START */

    ACONFIGURATION_NAVIGATION_MOUSE  = 0x0005,

/* DANGUN END */

 

 がOMAP_ENHANCEMENTとなるとどんな値を入れたら良いのか。

 該当ソースは

if (SystemProperties.OMAP_ENHANCEMENT) {

 

 幸い富士通はコンピュータに関して、IBM互換路線をとるという独創性を発揮して以来、独創性は発揮していない(互換路線についても海外に先例があった)。OMAP_ENHANCEMENTもどこからかパクって来たのだろう。

 Googleしてみたのだが、ぴったりなものは見つからない。

 

 OMAPはF-05Dに搭載されているCPU。ならばメーカーのテキサス インストルメンツのページにあるのではないか?

 

 http://www.omappedia.com/wiki/Source_Trees

が見つかった。

 これを落とし、中を調べる。エラーメッセーシのclass android.os.SystemPropertiesを見てみると

 

public class SystemProperties

{

    public static final int PROP_NAME_MAX = 31;

    public static final int PROP_VALUE_MAX = 91;

    public static final boolean OMAP_ENHANCEMENT = native_get_boolean("com.ti.omap_enhancement", false);

 

と定義されている。これをコピる。

 

 

まだまだ、続く。

 

 

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【SF】訳がなあ・・・『彷徨える艦隊7 戦艦ドレッドノート』 

2012/02/11 15:47

 

 

【書評】

『彷徨える艦隊7 戦艦ドレッドノート』

 

 ちょっとなあと思いつつも『彷徨える艦隊』シリーズは7巻目を手にしている。

 でも「ちょっとなあ」が重なり、爆発し、原書を買ってしまった。

 そして、訳者(月岡小穂)訳の不適切さに落胆した。いや、月岡も工夫はしているんですよ、裏目なだけで。

 

 以下、目に付いたあらをあげる。

 

・元帥

ギアリーは元帥に昇進したらしい。「したらしい」と記したのは前巻の原文を見ていないから。

「ギアリー元帥」は原書では"Admiral Geary"となっている。海軍の将官は提督(admiral)と呼ばれる。丁度陸軍の将官が将軍(general)と呼ばれるように。だが、admiralもgeneralも称号だけでなく、階級も表す。アメリカの海軍元帥は平時には存在しないが、"Fleet Admiral"と呼ばれる。原書でギアリーが"Fleet Admiral"となっている箇所は一つも無い。単に"Admiral Geary"だ。ちなみに本書の「ティンバル提督」も"Admiral Timbale"でギアリーと同じだ。"general"が階級として使われるなら大将を意味する。

 解放された捕虜が、ギアリーではなく、自分こそが司令官に成るべきだと騒ぐシーンある。ギアリーが本当に元帥なら、そして、元帥のインフレが起きていなければ、先任順位の問題は起きないだろう。

 更に、原書の編制表の第一艦隊海兵隊のところにMajor General Carabali, commanding(「指揮官 カラバリ少将」)とある。だから、ADMIRAL JOHN GRARY, COMMANDINGも「司令長官ジョン キアリー大将」と解せる。ちなみにカラバリが「指揮官」となっているが、司令官が正しい。

 

 元帥は、意図的なのかもしれないが、誤訳の可能性が高い。

 

・分艦隊

 日本のミリタリーSFでは使われているようだが、「分艦隊」という言葉はあまり見たことがない。分派されるならまだしも、ずっと艦隊に留まっている分艦隊って?

原文はDivision。アメリカ海軍でも使う用語らしいが英語のWikipediaにも説明が無い。Squadronを「戦隊」と訳しているが、Divisionも戦隊で良いと考える。

 

・侵攻輸送艦

 原文はAssault transport。日本は「侵攻」という言葉を嫌うのか、アメリカ海軍のAssault amphibious shipは強襲揚陸艦と訳されている。Assault Rifleは突撃銃と訳される。なので、侵攻ではなく、これも強襲輸送艦で良いと考える。

 侵攻は意図である。強襲は方法である。意図と方法の混同はいただけない。

 

・スミス艦長

 Smithかと思ったらSmytheだった。或は発音はスミスなのかもしれない(iPod Touchの「翻訳」アプリの発音は「スマイッ」のように私には聞こえた)。でも、 翻訳家の中にはスミスと区別するために「スマイス」と表記する人もいる。

 

・特務戦隊

 原文ではTask Force。Task Forceも訳し方が難しい言葉だ。任務群かなあ。

 

・戦闘システム技術員

 腹を立て原書を買った原因がこれ。「技術員」という言葉は以前にも出ていて、違和感を抱き続けていた。「技術員」って、なんだか、民間人みたいじゃないか。

 もしかして、「技術員」って"engineer"?と思いつき、買って確認してみた。"Combat System Engineer"が原語かなと予想したのだが、ぶったまげ。単に"Combat Engineer"だった。"Combat Engineer"は「戦闘工兵」だろうが。

 軍にも"Engineer"と呼ばれる兵がいる。工兵と呼ばれる。明確に線引きはできないが、工兵には二種類ある。基地を造るような工兵と前線で障害物を爆破したりする工兵だ。後者は「戦闘工兵」と呼ばれる。

 このことから、月岡にはミリタリーSFを訳す資格が無い事が分かる。だって、工兵を知らないのだから。

 (旧帝国陸軍では、工兵の他に、航空技術兵など技術兵と呼ばれる兵もいた。土木系が工兵で機械系が技術兵かな??)

 

・ブドウ弾

 原語はgrapeshot。ブドウ弾が広く知られるようになったのはホーンブロワーシリーズの功績だと思う。英語としては古語だ。著者は意図的に採用したのだろうけど、単に散弾で良いと思う。

 

・編制表

 本書の巻頭にはギアリーの艦隊の編制表が載っている。原書に掲載されている。よく見比べてみると、内容が違う。

 日本語訳では艦種ごとに隊の番号ごとに並べてある。つまり、第二戦艦分艦隊、第三戦艦分艦、第四戦艦分艦隊、・・・、第一巡洋戦艦分艦隊、第二巡洋戦艦分艦隊、・・・といった具合だ。

 原書では SECOND BATTLESHIP DIVISION,FOURTH BATTLESHIP DIVISION,SEVENTH BATTLESHIP DIVISION,FIRST BATTLE CRUISER DIVISION, FOURTH BATTLE CRUISER DIVISION,SIXTH BATTLE CRUISER DIVISIONとなり、次にTHIRD BATTLESHIP DIVISION,FIFTH BATTLESHIP DIVISION,・・・と続く。

 つまり、原書の編制表は単なる一覧表ではなく、艦隊内の配置も示していると推測できる。編集部は情報を潰している。

 

・第一侵攻輸送艦分艦隊

 原書ではFIFTH ASSAULT TRANSPORT DIVISION。第一と第五。誤植かな?

 

・対艦攻撃艦

 原書ではHunter-Killer。『Lost Fleet wiki』(なんていうものがある! 貧弱だけど)によればHuKと略されることもある。

 Hunter-Killerは対潜水艦用に開発された戦術で、潜水艦を探すハンターが、発見すると攻撃を担当するキラーを呼び寄せ攻撃する。だから、Hunter-Killerにもそんな使い方を想定したのだろう。兵器とは当初の目論見から乖離することがままあるけれど、「対艦攻撃艦」という訳は味気ない。

 

 

 結論。編集部と翻訳者が、本書の広がりを狭め、つまらなくしている。

 

(文中敬称略)

 

 

『彷徨える艦隊7 戦艦ドレッドノート』(ジャック キャンベル 早川書房 2012)

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【書評】(聖書)「この文は偽です」『キリスト教の創造』

2012/02/02 12:42

 

 
 「この文は偽です」
 これは有名なパラドックスだ。「この文は偽です」が正しいとすると、この文は偽だということになり、となれば、正しくないことになり、となると、正しいことになって・・・。
 
 本書のタイトルは『キリスト教の創造 容認された偽造文書』。著者は『捏造された聖書』、『キリスト教成立のの謎を解く』のバート D.アーマン。
 
 本書は『キリスト「経」の創造』のほうが良かったと思う。キリスト教の教典(いわゆる「聖書」のこと)は間違いが無いことになっている。また、そう信じている、あー、白い犬を見ても黒い犬だと言うような人も多い。キリスト経には筆記ミスや改竄された文書などが含まれる。本書はその中で偽造に焦点をあてている。
 
 著者の説明によれば広義の偽造文書には以下の三通りがある。
1. 偽造とは言えないが、同名の人が書いた文。例えば聖書にはユダという人が何人も出てくる。当時は姓が無かったので時間が経てば混同されやすい。イエスを裏切ったユダとは別人のユダが、告白文書を残したとしよう。後世の人がこの告白文書はイエスを裏切ったユダのものだと誤認したとしても作者には科は無い。が、はイエスを裏切ったユダのものだと聞いて読んだ人が、そうでないと知ったら騙されたと考えるだろう。
 
2. 「偽りの著者名が冠された」文書
 これには二種類ある。
2-a. ペンネーム
2-b. 著者名を騙ったもの
 
3. 後世の人が誤って作者を同定したもの
 キリスト経では『マタイによる福音書』などがその例だ。『マタイによる福音書』のどこにも著者マタイと書かれていない(そうだ)。『マタイによる福音書』の真の作者には騙す意図は全くなかったのだが、マタイによるものでないと読者が知れば有難味は減じる。
 
 キリスト経にはこのように間違った著者名が冠された文書が多数含まれている。学者とは気の毒なもので、真実を知ってしまうものだ。キリスト経の学者なんて、キリスト教の信者が多数だろうし、信者ではなくとも、信者の圧暴力を考えれば、おぞけがつく。自身の信仰の維持と身の安全のため、なんかして「偽造」という言葉を避けようとする。が、本書の著者アーマンは違う。
 
 初期のキリスト教は多くの対立や敵があった。
 敵としては、母体であるユダヤ教や、ユダヤ教とキリスト教以外の異教。
 対立としては、キリスト教内部の宗派対立やキリスト教はユダヤ人のみの宗教とする一派とユダヤ人以外に布教すべきだという一派の対立などがある。
 以上の各々が自派が有利になるように使途の名を騙って文書り権威付けをした。勿論、「聖書」には「嘘はいけないよ」と書いてある。偽造文書の中には、「偽造文書に騙されるな」と書かれているものものあるそうだ。「偽造文書に騙されるな」と「聖書」に書かれているにもかかわらず、学者の中には、当時は偽造は悪いことではなかったと主張する人もいる。
 
 偽造の根拠は次のようなものだ。義務教育が無かった当時、イエスやほとんどの使徒は文盲だったと推定される。彼らはアラム語(おそらくアラム語だけ)を話した。なのに、キリスト経の文書はギリシア語のキリスト教教典を基に、ギリシア語の修辞法を用いて書かれている。なお、イエスが文盲だということを悲しんだ後世の人が、イエスは文字を書けたとする一文を挿入した。これは有名なシーンだ。イエスのもとに姦通罪で捕らえられた女をユダヤの指導者がつれてきた、姦通の罰はモーゼの律法では石打ち。これには罠がしかけられていた。イエスが律法に従えば、彼が説く「赦しと慈悲」に反する。放せと言えば律法に背くことになる。イエスは地面に字を書きながら「汝らの中、罪なき者、まず石をうて」(『ヨハネの福音書』8.1-8.10 古い『ヨハネの福音書』にこのエピソードは無い。本書p278によれば、文体が著しく異なるし7章から8章の流れを阻害している)。p187
 
 著者はイエスはエッセネ派だったのかという質問を受けるそうだ。『解き明かされた死海文書』(ゲザ ヴェルメシ 青土社 2011)と読み合わせると興味深い。
 
 本書p293には、イエスは実在しなかったという説が盛んに提唱されているそうだ。道理で最近、イエスの実在は確かだという言説が散見されるわけだ。
 
 
[トリビアなど]
・七十人訳聖書 72人の学者がエジプトに派遣され72日間でヘブライ語の教典をギリシア語に翻訳した。出来上がった72の翻訳は一字一句の違いも無く同一だった。p36
・パウロとセネカの往復書簡も偽造された。後世のキリスト教徒がパウロが存命中に無名だったことを悲しんだためと思われる。この中でネロもパウロに感心したとセネカが書いたことになってる。ネロの所行を考えると笑える。p108
・イエスの教えのうえに築かれた宗教ほど、争いへの傾向が甚だしい宗教は、人類史上他に例を見ない。イエスは、言葉通り、本当に剣をもたら(『マタイによる福音書』10.34)したのだ。p170
・ピラトがイエス処刑の件を皇帝クラウディウスに報告した文書も偽造された。(処刑当時の皇帝はティベリウス)p182
・(著者の考えでは)四つの福音書はいずれも一次証拠ではない。伝聞。従って、おそらく、名を冠された使徒が書いたものではない。p264
 
[ミスなど]
p256 オプラー(オプラ ウィンフリーのこと)
 
 
『キリスト教の創造』(バート D. アーマン 柏書房 2011)
 

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【Mac】無線環境もMac離れ

2012/02/02 02:35

 

 AirMacの新しいファームウェアアップデートがリリースされた。アップデート自体には新味は無い(ようだ)。

 が、実は、新味はある。

 

 iPad、iPhoneiPod touch用のAirMac Utilityも合わせてリリースされた。

 新しいAirMac Utilityの最初の画面はMacもiOS機器も同じ。それ以降の設定画面はMacとiOS機器では異なる。Macの方は従来の設定画面に近いタブ(といっていいのかな?)を使った画面が出てくる。iOS機器ではiOS機器の「設定」画面に類似した画面だ。慣れもあるが、Macの画面の方が使いやすい。

 

 iOS用のAirMac Utilityがリリースされたことで、AIrMacでもMac(やPC)が不要となった。

 

 

 ただ、許しがたいことに、アップデートを適用すると以前の設定が消える。私はAirMacIPアドレスを固定して使っていたのにDHCPが適用されてしまった。

 

  設定を戻したら、connection timeoutが起き、接続が切れた。が、何度か再接続したら、回復した。

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【書評】ちょっとピンボケ 『プロセッサを支える技術』

2012/02/01 11:56

 

 中途半端な本。
 
 アイザック アシモフやスティーヴン ジェイ グールドのエッセイは面白い。彼らとこの著者を比較するのも何だが、本書の著者はもう一歩の踏み込みが足りない。通り一遍の説明に終わっている。だから、多少の知識がある人にとり本書は時間の無駄でしかない。
 
 最初に気に障ったのは「キャッシュ」。「キャッシェ」が歴史的には正しい読み方(英語のcacheはフランス後のcachéから)。
 まあ、現在はキャッシュが大半だから、キャッシェは良いことにしよう。が、p087のコラム『「Out of Order」にご注意(!?)』は恥ずかしい。著者はorderには順序という意味があるが、命令とか指図という意味もある、米国などのトイレや自販機に「Out of Order」といあふだがぶら下がっているときがある、これは、列の割り込みOKの意味ではなく、「貴方の指図には従えません」という意味、つまり、故障を意味している、と書いている。
 Orderには「正常な状態」という意味もあることを知らんのか!
 
 更に悪いことに著者には基本的な事柄についても誤解がある。仮想記憶がソフトの互換性の為に産まれたと認識している(p067)。こんな本でも、我慢して読んだ自分の貧乏くささが笑える(さすが、前の方の歴史的な部分は斜め読みしたが)。
 
 RISCとCISCについての認識もおかしい。が、その前に、マイクロプログラム(またはマイクロコード)についての認識が無い。
 当時のLSIの集積技術の制約から、RISCはマイクロコードを不要にしてチップを小さくし、サイクル数を上げることで性能向上を目指した。その後微細加工技術が向上し、CISCとRISCの境界が曖昧となったのだ。
 
 Virtual MachineについてのIBMの貢献がネグレクトされている。
 
 NUMAについて言及が無い。
 
 おまけ程度にプログラムのチューニングについて書かれているが、要は、キャッシュの競合を避けようというだけ。有難味はほとんど無い。また、マルチスレッディングのチューニングに対する考察も無い。
 
 本書の記述は定性的である。もっと、定量的な記述が欲しい。また、著者が経験した苦労話の一つも書いてわしかった。40年(カバーによる)も「先端プロセッサ」とやらを開発をしてきたのではないか。(著者が守秘義務に縛られている可能性は否定しないが。)
 最近、富士通に呆れているから、富士通の技師長であった著者にも悪感情を抱いたわけではない。本書の内容が低質だからだ。
 
 索引もついているのだが、これが酷い。外人の人名は姓からでは引けない。つまり、Robert DennardはDの項目にはなく、Rの項目にあるのだ。
 
[トリビアなど]
・out-of-order実行での性能向上20~30%(p087)
・フルアダーで構成された32ビット加算器は65段程度の論理ゲートを通過する。3GHzのプロセッサだと1サイクルでは終わらない。
 
 
[ミスなど]
やや、いちゃもんモードだけど・・・。
 
p037 Intelプロセッサの命令アーキテクチャーのはじまりとなったのは「8086」という1978年に発売されたプロセッサです。(ん?「8080」は?「4004」は?)
 
p037 その後同社からは80186、80286、80386、80486と性能を向上させた(80186はデータバスを8ビットに縮小させて性能を低下されたプロセッサだと考えるが)
 
p038 x86ではロード命令やストア命令はありません。(実際はロード命令やストア命令があるのだが、ニーモニックをMOVに統一しただけだと考える。)
 
p039 XXビットアーキテクチャーという場合、メモリー空間の指定がXXビットである、ということを意味します。(XXビットアーキテクチャーとはハード的に扱えるデータの大きさをいうと考える。80186は、営業政策のためもあるが、16ビットと宣伝した。本書でも書かれているがCore-iのアドレス大きさは? 8ビットの8080のメモリー空間は256バイト?)
 
p055 数表は多くの計算人(職人)を使って作るのですが (著者の無知が知れるのだが、計算人はコンピューターと呼ばれたと書けば、本書もましになったのに。)
 
p057 電子式の最初のコンピュータはAtanasoff Berry Computer(ABC)と言われています。(Atanasoff-Berry Computerとハイフンが入るのが普通のようだ。電子式の最初のコンピュータはコロッサスだと思うよ。この人の知識収集は途中で止まったのかな?)
 
p061 TRANSARC S-2000は、毎秒6万回の加減算と2万6千回の乗算が実行できました。((ほとんど言いがかりだが)パラレルで加減算と乗算ができたのか?)
 
p067 同じプログラムを別のコンピュータでも使用できると便利ということから、実メモリーの制約無しに大きなメモリーを必要とするプログラムを動かすことができる仮想記憶 (呆れた。仮想記憶は互換性の必要から産まれた認識している。)
 
p074 (メモリー保護について) (データセグメントを実行不可に設定しておくと)データセグメントにウィルスを書き込んでそれを実行してしまうバッファーオーバーフロー攻撃を防止できます。(メモリー保護はコンピュータウィルスが存在しないころからあった。プログラムの暴走を防ぐための措置だ。)
 
p082 できるだけキャッシュの容量を大きくしたいのですが、大きなメモリーはアクセスが遅くなるという問題があります。(はあ? キャッシェの容量の制限は、チップの面積とコストによるものだと思うが)。
 
p089 (プロセッサの発熱量が増大しているので) より多くのトランジスタを使って同時に実行できる命令数を増やしたり、クロック周波数を上げたりする方向に大きくブレーキが掛かり(マルチコアは「多くのトランジスタを使って同時に実行できる命令数を増やし」ているのだが。)
 
p092 (タイムシェアリングの要求から)複数の処理を並列的に実行するMULTICS OSが開発されました。このマルチプロセスの考え方は現在では一般化しており、PCでも数十のプロセスが並列に実行されています。(著者はマルチタスクとマルチユーザーの違いを理解していない。)
 
p132-132 (G1:0(1:0は添字)などの記号の説明が無い)
 
p143 LD r1,[a]; <-メモリ上の変数aをレジスタr1に読み込み(ロード) (勿論、記法の説明は無い。)
 
p179 ハッカーに攻撃されると (勿論、ハッカーではなく、クラッカー)
 
p184 当初、これらのSIMD演算機構はマルチメディア処理用につくられたのですが (嘘。次の皮肉の方が良いかな。VP-100はマルチメディア用だったんですね! ILLIAC組曲ってあるけれど、あれはILLIAC Iだし。ILLIAC組曲はコンピュータに作曲させただけで、レンダリングはしてないはず。)
 
p244 (コラム『実は長い歴史があるSMT』でCDC6600では1台のI/Oプロセッサが10台のI/Oプロセッサをエミュレートした、これはSMTの走りと書いている。Wikipediaも"similar to modern multithreading processors"と書いている。が、CDC6600のI/Oプロセッサは一つのCPUを10のPP(を現すレジスターセット)で共有した。これはタイムシェアリングの概念だ。)
 
p294 1997年にIBMはPOWER3プロセッサにVMT方式を採用し (事実か?)
 
p249 Poor man's multiprocessor(貧乏人のマルチプロセッサ)と陰口を叩かれていました。(poor man'sのニュアンスは「陰口を叩く」とまでは行かない)
 
p272 マルチプロセッサでは int proc1,dummy1[15],proc2,dummy2[15],…とproc1とproc2の間を60バイト離せば、キャッシェラインの競合が生起しないので良いと書かれている。だが、proc1とproc2を一つのCPUで処理できるようにアルゴリズムを工夫すれば、キャッシェを無駄にすることなく、良いと思うのだが。
 
p305 図6.17 (プロセッサの中にデバイスドライバが含まれている。デバイスドライバという言葉てで何を表現しようとしているかは定かでないが、誤解を招く。)
 
p368 消費電力が小さくなれば、それだけ多くのプロセッサを一定サイズの筐体に収容できるようになり、設置スペースも小さくすることができます。(説明不足)
 
プロセッサを支える技術 果てしなくスピードを追求する世界(Hisa Ando 技術評論社 2011)

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【F-05D】富士通ソースはbuildできるか(2)

2012/01/28 18:31

 

 (承前)

 

5.上書きをしたF05D_F0001_V12で初make

 すんなり動くはずも無い。こんなエラーが出る。

 

 

build/core/base_rules.mk:78: *** Module name: libdolbymobileeffect

build/core/base_rules.mk:79: *** Makefile location: frameworks/base/media/libeffects/DolbyMobile

build/core/base_rules.mk:80: * 

build/core/base_rules.mk:81: * Each module must use a LOCAL_MODULE_TAGS in its

build/core/base_rules.mk:82: * Android.mk. Possible tags declared by a module:

build/core/base_rules.mk:83: * 

build/core/base_rules.mk:84: *     optional, debug, eng, tests, samples

build/core/base_rules.mk:85: * 

build/core/base_rules.mk:86: * If the module is expected to be in all builds

build/core/base_rules.mk:87: * of a product, then it should use the

build/core/base_rules.mk:88: * "optional" tag: 

build/core/base_rules.mk:89: * 

build/core/base_rules.mk:90: *    Add "LOCAL_MODULE_TAGS := optional" in the

build/core/base_rules.mk:91: *    Android.mk for the affected module, and add

build/core/base_rules.mk:92: *    the LOCAL_MODULE value for that component

build/core/base_rules.mk:93: *    into the PRODUCT_PACKAGES section of product

build/core/base_rules.mk:94: *    makefile(s) where it's necessary, if

build/core/base_rules.mk:95: *    appropriate.

 

 LOCAL_MODULE_TAGSという指定が必須となったようだ。frameworks/base/media/libeffects/DolbyMobileの中のAndroid.mkを覗いてみるとLOCAL_MODULE_TAGSの指定は無い。よくわからないが

LOCAL_MODULE_TAGS:= eng optional

といれてみる。同じエラーがでた。どうやら、LOCAL_MODULE_TAGSを挿入する場所に制約があるようだ。include $(CLEAR_VARS)の後ろに入れたら、buildが進んだ。

 

6. ACONFIGURATION_NAVIGATION_MOUSEが未定義

 すんなりbuildが終わるはずも無く、次のエラーがでた。シンボルACONFIGURATION_NAVIGATION_MOUSEが未定義となった。frameworks/base/include/utils/ResourceTypes.hの874あたりを見てみる。

 

        NAVIGATION_WHEEL  = ACONFIGURATION_NAVIGATION_WHEEL,

        /* FUJITSU:2011-09-22 start */

        NAVIGATION_MOUSE  = ACONFIGURATION_NAVIGATION_MOUSE,

        /* FUJITSU:2011-09-22 end */

となっている。NAVIGATIONのMOUSEは未定義で、WHEELは良いのか!

 NAVIGATION_WHEELで検索すると、結構引っかかる。 .hのどれかにACONFIGURATION_NAVIGATION_MOUSEを入れれば良い。探してみる。

frameworks/base/native/include/android/configuration.hに

 

 

    ACONFIGURATION_NAVIGATION_WHEEL  = 0x0004,

/* DANGUN START */

    ACONFIGURATION_NAVIGATION_MOUSE  = 0x0005,

/* DANGUN END */

WHEELが4なら、MOUSEは5だろと書いてみた。

 

 

 結果オーライだ。

 

7.mRefが未定義

 次のエラーは

frameworks/base/libs/utils/RefBase.cpp:289: error: 'mRefs' was not declared in this scope

該当行は

weakref_impl* const refs = mRefs;

 

weakref_implで検索をかけると、

/Volumes/aOSs/F-05D/gingerbread/frameworks/base/include/utils/RefBase.h

が見つかった。ここには

 

    /* FUJITSU:2011-11-26 start */

    //weakref_impl* const mRefs;

    weakref_checker* const mChecker;

    /* FUJITSU:2011-11-26 end */

こんなのがある。あれ!mRefsがコメントアウトされている。富士通のことだからと、mRefsのコメントを外し、mCheckerの方をコメントアウトした。すんなり通るよ(笑)。これが富士通品質。
 
だが、まだまだ、終わらない。
「【F-05D】富士通ソースはbuildできるか(3)」に続く。

 

 

 

 

 

 

 

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【F-05D】富士通ソースはbuildできるか(1)

2012/01/26 10:29

 

 F-05Dのソースは(申し訳程度ながら)公開されている。MacでBuildして見ようじゃないのと、初心者にもかかわらず、大それた試みをしてみた。

 

1.事前準備

1-a.Androidのサイト(*1)の指示に従って、repoなどのツールを落としたり、.bash_profileの設定などをしておく。

(*1 http://source.android.com/source/initializing.html)

1-b.Androidのサイト(*2)の指示に従って、F-05Dと同じレベルのソースを落としておく。

 ブランチはandroid-2.3.5_r1。

(*2 http://source.android.com/source/downloading.html)

 

1-c.Androidのサイト(*2c)の指示に従って、

(*2c http://source.android.com/source/building.html)

 

2.環境設定をしておく。

 Androidのサイト(*3)の指示に従って、環境を設定しおく。
(*3 http://source.android.com/source/building.html)
 

 

3.F-05Dのソースをサイト(*4)から落とし、展開する。

(*4 http://www.fmworld.net/product/phone/sp/android/develop/)

 F-5DのソースはF05D_F0001_V12.tar.gz。Mac OSXだとダウンロードが終わるとgzを解凍してくれる。F05D_F0001_V12.tarをダブルクリックして展開する。

 

4.試しにmakeしてみる。

 ターミナルからcdコマンドで、F05D_F0001_V12.tarを展開してできたF05D_F0001_V12ディレクトリーに移動する。ディレクトリの中はスカスカだ。ターミナルからmakeと打ってみる。勿論エラーになる。だって、Makefileが無いのだから。1-b.で落としたファイルの中からMakefileをコピーして、再度、makeを出してみる。

 またまた、エラーになる。だって、buildが無いのだから。

 

 ということなので、1-b.で落としたbuildをコピーしてmakeをし直すが、だめ。

 

 どうしようか。

 そうだ、2.のandroid-2.3.5_r1の上にF05D_F0001_V12上書きしてみよう。

 

4.cpで上書きする。

 Snow Loepardまでは同じ名前のフォルダをコピーすると上書きされた。Lionでは統合してくれるが、ファイル名がぶつかると新しいものを残す。これはちょっとまずい。cpを使ってコピーする。

 

 

さて、満を持して(2)に続く。

 

 

  

 

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